Takramは、日本精工株式会社(NSK)のグローバルキャンペーン「__ with MOTION & CONTROL」の企画・制作を行ないました。2020年の「Running with MOTION & CONTROL」から、「Connecting」「Drawing」と続くシリーズの、23年のテーマは「Bouncing」。実際の機構・制御システム設計、そして最終的な動画やグラフィックの制作まで手がけました。映像では、あらゆるものに「MOTION & CONTROL」を提供するNSKが、その素早く緻密な動きを駆使し、未来へと飛び出す様を、NSK独自の機構を用いて表現しています。

(左)今回は量を測る「ファネル型」から、質を測る「ホイール型」に基づいたコミュニケーション戦略をとりました。(右)技術部や営業部、人事部など、さまざまな部署を巻き込んだ施策となっています。

少しでもおもしろそうなアイデアがあればレンダリングをして、完成形をイメージしながらアイデアを膨らませていきます。


最初は極めてシンプルなプロトタイピングからはじめ、各アイデアがもつ可能性や限界を検証します。
金属板の材質や厚み、焼き込み等による反射率の違いをテストし、最適な反射を探る必要があります。

球を空中でコントロールするなかで、NSK製品ならではの、より精緻な動きを表現できる演出を探ります。
精度のある複雑な動きは、プロトタイプでは確認できないため、シミュレーターを開発し、球がどのように宙を舞うのかを把握します。


最初はむき出しの状態で、剛性や球の軌道を調整します。この段階で致命的な問題を解消していきます。

専用のソフトウェアを開発し、テストショットを動かすことで、より高い精度を目指します。

