Takramはニューヨークと東京スタジオでチームを立ち上げ、Jリーグのブランドエボリューションのクリエイティブディレクションを手がけました。2023年12月に、Jリーグは「世界と戦う舞台へ」というこれからのめざす姿を示し、世界のフットボールカレンダーに合わせて8月に開幕する日程へ切り替えることを決めました。Takramは、この大きな変革の伴走者として、東京(国内)とニューヨーク(国外)の視点から、リーグとして世界で際立つ「日本らしさ」と各クラブ・選手の個性を輝かせるために「Common Ground」というデザインコンセプトを定め、ビジュアルアイデンティティ(VI)のデザインから運用の仕組み、効果の計測までを設計しました。
2026/27シーズン開幕の2026年8月7日に公開したブランドムービー。新しいブランドの考え方とリーグがこれから描く世界観を、クラブと選手、ファン・サポーターの姿を通して表現しています。



デザインコンセプト「Common Ground」。日本らしさを打ち出しながら、クラブや選手それぞれの個性を際立たせる基盤になる、という考え方です。
新しく定義したグラフィックエレメント「Flare」。ボールが描く軌道と、ピッチから立ち上がる熱気をかたどった、鋭く蹴り上げるような曲線です。造形には、Jリーグシンボルを形づくる円弧と直角のラインを取り入れています。
リーグカラーは黒と白。リーグ自身が色をもたないことで、60クラブの色が際立ちます。黒と白の間の濃淡は、陰影の美しさと駆け抜ける速さを描くグラデーションとして定義しました。
オリジナルの欧文書体「J.League Sans」。日本語の文字がもつ筆画の動きを、欧文の造形に取り込みました。和文と並べたときにも、字面と重心が自然に揃います。
Webベースのブランドガイド。Jリーグの各部署から60クラブ、制作を担う各社まで、ブランドに携わる人が共通の基準にアクセスできるよう公開型としました。


リーグ戦ロゴ。J1・J2・J3に加え、3つのディビジョンを包括するロゴもデザインしました。デジタルからスタジアムまで幅広い場面で使われるため、視認性と展開のしやすさを重視し、要素を絞りました。

各種サービスのロゴシステム。オリジナルの新欧文書体「J.League Sans」を使い、シンボルとの関係や余白の取り方をルールとして定め、今後サービスが増えても、一貫した考え方でロゴをつくれるようにしました。


ビジュアルアイデンティティの各要素を用いたクリエイティブの展開。リーグカラーの黒と白で組むことで、試合の熱量や選手の躍動がより際立ちます。

クラブカラーによる展開。グラフィックエレメント「Flare」と書体「J.League Sans」がJリーグらしさを保ちながら、各クラブのカラーを用いることで、60クラブそれぞれの個性を際立たせます。
試合中継のグラフィックス。試合を主役に据えながら、新しいビジュアルアイデンティティを中継に自然に組み込むことを目指しました。

スタジアムに出ていくクリエイティブ。ピッチサイドのLEDボードに表示されるロゴから、スタッフパス、フォトグラファーのビブス、VARのグラフィック、掲揚フラッグまで、会場で人の目に入るさまざまな制作物にビジュアルアイデンティティを展開しました。

新しいビジュアルアイデンティティをもとにしたJリーグ公式サイトのリニューアル。順位表や日程・結果など、情報量の多い画面でも、新しいビジュアルアイデンティティが自然に機能するよう設計しました。




名刺やカードホルダーをはじめ、日々の業務で使われる制作物にも新しいビジュアルアイデンティティを適用。職員が日常的に触れるものにも、新しいブランドを反映しました。

Information
- ClientJ.LEAGUE (Japan Professional Football League)
- Year2024- (Ongoing)
- StudioNew YorkTokyo
- Expertise
Project Team
- Project Direction:
- Brand Design:
- VI & Graphic Design:
- Project Advisory:
- Brand Strategy & Verbal Identity Design:
- Broadcast Graphic Strategy:
- UI/UX Design:
- Software Engineering:
- Iconography:
- 3DCG & Motion Design:
- Sonic Branding Strategy:
- Industrial Design:
Collaborators
- Brand Design:Mari Iwahara (ex-Takram)
- VI & Graphic Design:Mika Tohmon
- Graphic Design:Takumi AranoKosuke NomaMiu Tokunaga
- Prototyping:Takeshi Saijo
- Type Design:Noël LeuJamie MichikiKatja SchimmelLorenzo PoderiniTobias Rechsteiner (Grilli Type)
- Photography:Shinya Sato (SHINYA SATO PHOTOGRAPHY OFFICE)
- Photography Production:Sho Nawa (city inc.)
- Retouching:Hiroyuki Nakagawa (Gris Inc.)
- Project Management:Chiaki ShimizuFuka Itabashi (ALFALFA DESIGN STUDIO)
- Brand Film & Website - Production:Kazuya OkadaYoko ManabeAyano Ishimaru (SHIFTBRAIN)
- Brand Film & Website - Front-End Development:Tsubasa Nishihara (SHIFTBRAIN)
- Brand Film - Sound Design:Kosuke Anamizu
- Brand Website - Design:Takuma Okumura (tsukuru)
- Brand Website - Front-End Development:Takumi Hasegawa (unshift)
- Brand Applications - Art Direction:Tatsuhiko Matsumoto (Wab Design)
- Brand Applications - Design:Naho AndoKatsuyo KawamoriRen OshimaArthur Kikuchi (Wab Design)
- Brand Applications - Project Management:Naho Ando (Wab Design)
- English Copy Editing:Jonathan Genki FujimuraEmmy Reis
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